都市にとって土地とは何か
2004年08月31日
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大谷幸夫編『都市にとって土地とは何か − まちづくりから土地問題を考える』筑摩書房(ちくまライブラリー18) 1988
なかなかないんですね、(不完全な商品である)「土地」に着目して、都市が変化していくメカニズムを分かりやすく解説した本というのは。この本はお薦めですが、やっぱり初心者には難しい。それと、僕個人としてはもっと歴史的な視点がほしい。「サルでも分かる都市と土地の歴史」みたいな本を誰か書いてくれないかな。
この本は、80年代に入って東京を中心におこった土地バブルを問題にしつつ、それなりに大きなパースペクティブをもって、土地がいかにして都市を動かすか、また都市の計画がいかに土地をコントロールしうるか、をきっちり説明しています。僕としては、ここから学生にも話ができるような、単純な例題みたいなものがたくさんつくれるなと思いました。学部生が読むにはちょっと難しい。
それから、このレベルで90年代の土地バブル崩壊とその都市的な意味をちゃんと説明してくれる本が、やはり見つかりません。誰か教えてください。
