中央研究院の図書館へ
2004年08月12日
category= 台湾
2004.0810-12
中央研究院台湾史研究所(*)の図書館へ。
主な目的は、旧台中州の寺廟台帳(影印)。うち彰化郡、員林郡、北斗郡の主要街(鹿港、員林、永靖、田中、北斗、渓湖、二林)を閲覧。
この他、以前につまみ食いして気になっていた同台帳記載事項の訂正に関する公文書(影印)を丁寧に見た。発見は色々。
・市区改正による道路建設などで取り壊された寺廟は、とくに淫祠・迷信の類とみなされるものなら再建を認めない方針であったらしいこと。しかし、無願で再建されれば禁止したり撤去したりする法的根拠がなく、その点を指摘した市官吏の州政府宛文書もある。
・寺廟の廃止、土地財産の異動などの背景としては、やはり市区改正や公共施設建設がたいへん目立つ。土地分割の詳細がはっきり分かるものもある。
・台中州に限らず戦中期に寺廟の管理人が市尹(市長)に変更されるケースが多いが、台中州ではこれを寺廟整理の「準備工作」と表現している例があること。
*中央研究院は総統(大統領)直属の国立研究所で、敬愛する先輩・黄蘭翔さんが台湾史研究所におられる。黄さんは夏はいつも京都なのでなかなか会えないのですが。
