近江の鎮守の森

2004年07月25日

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滋賀植物同好会『近江の鎮守の森 − 歴史と自然』(淡海文庫17)サンライズ出版 2000
約60年前に創建された神社の境内林を対象に、「つくられた森」の現在を科学的に分析した希有な本。

近江神宮は戦時中の1940年に鎮座。その林苑計画は、まさにモダニズムと呼ぶにふさわしいものです。高さ、形態、生理的特性など多様な樹木のコンポジションによって、意図した森のフォルムをつくるという発想です。なおかつ天然更新を考慮しなければ森は持続しないわけですが、現在もおおむね当時の想定どおりのフォルムが実現されているといいますから、建築以上に高度な面があることは間違いないですね。そういう技術と思想が、1920年鎮座の明治神宮あたりを大きな画期として、内務省神社局を中心に発展・蓄積されてきていたのです。面白い。
木の勉強もしなきゃなあ。

投稿者 aoao